LOVE GAME~初恋・監禁編~
羨ましげで、それでいて、どこか、複雑で悲しい・・・。
そんな表情を、あの時の美月はしていた。
だったらさ・・・。
俺の家族に会ってもらえば、美月も少しは・・・。
「だからさ、私、その事を、少しでも軽くできるように、恋愛しろ、恋愛しろって、しつこく美月に言ってたの。
・・・・・でも、相手も・・・ちゃんとしてないとね。」
と、俺と床をチラチラ、交互に見ながら言葉を濁す。
それで、やっとさっき、美月の親友から恋愛していいっていう、
承諾をもらったってわけか・・・。