LOVE GAME~初恋・監禁編~
今は、パーティー会場のドアの前。
一歩進んだら、別世界。
「じゃ、開けますよ~。」
沙羅は、無駄な掛け声をかけて、パーティー会場のドアを開けた。
ガチャッ―
「うわ~!!奇麗!!」
瀬奈が、感嘆の声をあげる。
「さ、いきましょ。」
何故か、この中では一番冷静な私。
そんな私も、このパーティー会場の景色には、目を奪われつつあった。
奇麗で会場中を照らすいくつものシャンデリア。
その中で、優雅な時を過ごす人たち。
豪華な食事。
どれも、今まで味わったことのない、高級感があって、目が離せない。