LOVE GAME~初恋・監禁編~
私は、飲みかけていたコーヒーを吹き出してしまった。
慌ててタオルで拭きながらも、私の体温は急上昇する。
「だ、ダメに決まってるでしょ!?」
そりゃ・・・私も、今日ばっかりは・・・って気持ちはあったけど。
やっぱり、急すぎるし、
心の準備ができてないっていうか・・・。
「ダメ?」
吉斗が、いつになく、子犬のようにねだる顔してる・・・。
可愛いけど・・・。
「ダメ!!」
その私の一言で、諦めたのか、吉斗は、ため息をついて、
「美月・・・明日、何があっても、処女守れよ・・・?」
そういう吉斗は、きっとペア交換することになって、
私が鳥取雄大と一緒になってしまう事を、心配してるのかもしれない。