LOVE GAME~初恋・監禁編~
沙羅は、子供っぽいようで、どこか、
人の心をつかむ、鋭いところがある。
そんな彼女だからこそ、私は今まで、沙羅と一緒にいられたのかもしれない。
そして・・・また、さっきの録音したような声が会場中に流れる。
「まことにご勝手ながら、ダンスパーティーを急遽行わせていただきます!ご食事をそのまま楽しむ方は、そのままどうぞ!!」
無駄にテンションの高い声からは、感情が読み取れない・・・。
やっぱりこれは、録音した声なんだと思いつつも、私は、みんなと一緒に、食事の並べられているテーブルへと着く。