LOVE GAME~初恋・監禁編~
―主催者side―
「どうやら...。このゲーム、終わりに近付いているようですね。」
「そうみたいだな。」
「ご主人様...。もう、このようなゲームの開催は、これで終わりにした方がよろしいかと。」
「・・・お前はそうの方がよいと?」
ご主人様、もといアテンは、口元に軽く笑みを浮かべると、言い放つ。
「...しかし、私はまだ、知れていないのだ。」
「...何をでしょうか?」
「...それは、お前の考えに託す。」
「...!?はぁ・・・。では、私の考えはですね...。」
そのとき、このゲームの主催者である“彼”は、
傍につき従っている者の発言を右手をあげて制し、
「少し待て...私も、このゲームを終わらせる決心がついた。」
「・・・!?...御心変わりされたのですね。」
「あぁ。...今から、参加者達に終了する事を伝える・・・お前の考えはそれでいいのだな?」
「はい、ご主人様。」