LOVE GAME~初恋・監禁編~
GAME~start~
予兆
終業式の帰り道、私と沙羅と健は、他愛もないおしゃべりに夢中になっていて、
背後から近づく足音に全く気付かなかった。
一番最初に気づいた私が言う。
「ね・・・。さっきから、凄い視線と、足跡が・・・。」
「言われてみれば・・・。」
その途端、私達は、全身黒い服で、顔を隠した男たちに包囲された。
「どうしよ・・・美月・・・。」