初恋
愁とたわいもない話をしていると、あっという間に準備が仕上がっていた。



「ふぅ…、準備が調いました。愁坊ちゃん、どうでしょうか?」


「うん!バッチリだ!とっても素敵だよ爺。」




まるで病室とは思えないほど明るく染まっていた。
華やかな色のテーブルクロスの上には綺麗な花と食事が彩っていた。



「すごい…これがパーティー…?」


「そうだよ優美!気に入ってくれたか?」


「…うんっ!パーティーってすごいね。」




初めて見る華やかな光景に、私はいっぱいはしゃいだ。
まるでテレビの中にいるみたい…
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