(笑)なんですけど。

『やったじゃない。
大声で学年主任を馬鹿にしてみたら?

きっとみんなの注目を集められるわ。』


それに乗るのはもちろん私。


これが私たちのいつものスタイル。



「…なんで気を付けてって言われてることやんなきゃなんねーんだよ!!

俺が11位なら清花は何位だ?

実は12位だったりすんじゃね?」



あら、生意気。


「清花何座?」


『天秤座よ。』



言うとさちが一生懸命文字を目で追い始める。



「天秤座のあなたはー…3位ですね!!

自分の才能を伸ばすチャンス到来!!
趣味や特技に励むのが◎!!です!!」



『残念ね。
3位だって。』


みつを見て言うと、恨めしそうな顔でぶつぶつ言ってる。



どーせ11位ですよ、とか言ってるんでしょうね。



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