(笑)なんですけど。

「だって好きじゃねーもん。」


「はぁ、良かった。それで正解よ。」


「やったねミツキ。
正解だって。イェーイ。」


取りあえずハイタッチ。


「で、何が正解なの?」


「彼女、上手く隠してるけど悪い噂がいっぱいなのよ。

みんな可愛い仕草とかで簡単に騙されるんだけどね。」


「あぁ、道理で。」


「何が??」


「なんか、断ったら泣き崩れちゃってさ。それが可愛らしくて困った困った。

ついつい慰めちゃったらあんな時間に。」


「なるほどね。」


「しかも、抱きつかれるしキス迫られるしでビビったわ。俺断ったのに。」


「そりゃ災難だったな。」


「よく流されなかったわね。」


「だって好きじゃねーもん。」



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