(笑)なんですけど。
「何しに来たの?」
「だから、さちが寂しくて泣いてると思ってね。」
「会長ってひまなの?仕事は?」
「仕事よりさちがいい。」
「仕事しろよバ会長。」
「やだよ。やっと逃げてきたのに。」
「逃げずに立ち向かうことも大事だぞ。
ほら、行け。」
「なにテキトーなこと言ってンの。
わざわざ俺が会いに来てやってンのに。」
「頼んでねーよ。さっさと帰れ。」
「ひどいなぁー…
ほんと、クールなさっちゃん。」
「キモいからさっちゃんとか言うな。
バ会長。」
「じゃ、これからはさっちゃんって呼ぼう。」
「ふざけんな。お前、Sか。」
「俺ー?
好きな子にはドがつくSだと思うよー。」
「バ会長に好かれるなんて、可哀想な子だね。ご愁傷さま。」
「なら、さっちゃ……」
【ピーンポーンパーンポーン。
生徒会長さーん。
生徒会室に戻ってこないと秘密バラしますよー。】
「あら。副会長さんの声。」