晒し神
青木の自殺後、学校に警察と思われる人物数人が来て、いろいろと先生や生徒に事情を聞いて回っていた。

それと同時にどこかの「雑誌の記者」も聞きまわっている。

「ねぇ、キミ達ちょっといい?晒し神って知ってる?」
軽い雰囲気の記者が、数人で固まる女生徒に聞いていた。

「ネットのですよね?怖いです」

「変なことを書き込むと、個人を特定されて晒すらしいです」

「友人と話をしていたんですけど、霊の仕業じゃないかって」

次の週、あるゴシップ誌に
「晒し神とは何者?神か悪魔か?なぞの自殺を追う」の見出しが躍った
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