晒し神
「でも、唯で良かったよ、プロトとは言え、死者が多数出ている、悩んでいたよ」
その後、北原は、自分の会社の事などを話し、おもむろに
「オレを逮捕してくれ」と微笑んだ。
いきなりの言葉に
「それはまた部署が・・・」と言葉を濁し、小声で言う唯に
北原は内ポケットから一枚の写真を取り出して見せた。
「カワイイだろ、オレの一人娘、美夏って言うんだ」
「もう少しで誕生日でさ、七才になる。年に数回しか逢えないけどね」
「奥さんだった人とは四年前に別れてさ。その時、親権も取られちゃった」と少し寂しそうに笑った。
「明日、約束していたプレゼントを贈ったら、まぁ~心残りないし」
大学当時から変わらない、あっけらかんとした人柄に、唯は少し安心した
その後、北原は、自分の会社の事などを話し、おもむろに
「オレを逮捕してくれ」と微笑んだ。
いきなりの言葉に
「それはまた部署が・・・」と言葉を濁し、小声で言う唯に
北原は内ポケットから一枚の写真を取り出して見せた。
「カワイイだろ、オレの一人娘、美夏って言うんだ」
「もう少しで誕生日でさ、七才になる。年に数回しか逢えないけどね」
「奥さんだった人とは四年前に別れてさ。その時、親権も取られちゃった」と少し寂しそうに笑った。
「明日、約束していたプレゼントを贈ったら、まぁ~心残りないし」
大学当時から変わらない、あっけらかんとした人柄に、唯は少し安心した