小さな俺様


「いんだろ?でてこいよ」

ばれてたか…


私はゆっくりと出た


「かなた、私っ」

「ごめん」

謝るのは私なのに

「俺素直じゃねーし、口も悪いけど
まこの側にいたい」


「…ッ…ウッ」


頭を撫でてくれる大きな手

優しく笑ってくれる顔


かなたが大丈夫だよ。


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