小さな俺様


びっくりして振り向くと
一人の男の子が立っていた


ちっちゃい…

誰?


「なぁ聞いてる?」

「えっあっごめんなさい」

そういって屋上から
下りるため扉に駆け寄った


ガシッ


「!?」

「嘘だし。怒られると思った?」


そして意地悪そうに笑う彼


ドキッ



「一年?」

「あっはい」

「俺も。」

「そうなんだ」

そして彼は空を見上げた


「綺麗だなぁ」

「うん、そだね」



< 6 / 57 >

この作品をシェア

pagetop