シークレット・ワード


「おい、奈緒起きろ!てか、何でお前俺の隣で寝てるわけ?」


「ん、おはよ。」


「あぁ、おはよ。…じゃなくて、何で奈緒が俺の隣で寝てんの?」


「えぇぇぇ!覚えてないの、夏樹?!」


まさか……


あれはホント寝ぼけてたんだ


私はことのあらましを全部夏樹に話した


「マジで?」


「うん。」


なんか夏樹は落ち込んでるみたいだけど、私は幸せだったから別に気にしてないよ



「……なんか頭いたいかも。」


「え゛」


「しかもなんかのど痛いし。」


ま、まさか……


「風邪引いた?」


「かも?」


それから夏樹は39度以上の高熱を出し、3日も寝込んだ


もちろん、私は手厚く看病しました


たまにはこういうのもいいかな?


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