シークレット・ワード
家についても、夏樹とひかりちゃんの事を考えてしまう
その日の夜は、食事もあんまり通らなくて眠れない夜を過ごした
おかげで、次の日の朝は完璧寝不足……
眠い目を擦りながら、学校への道のりを歩く
ふと顔を上げると夏樹の姿が!
駆け寄ろうとすると……
「夏樹先輩!!」
え?
何で、ひかりちゃん……?
ひかりちゃんが夏樹の腕に自分の腕を絡ませてる
夏樹は振りほどこうとしてるけど……
嫌だ。
こんなの見たくない!
気づくと、来た道を走っていた
この気持ち……嫉妬だ
胸が締め付けられて、苦しくなる