シークレット・ワード


この前までの、胸がポカポカするあったかい気持ちじゃなくて、ドロドロして苦い


もう、学校に行く気になれなくて亜純にメールをして休むと伝えた



しばらくして返ってきたメールは、亜純からじゃなくて夏樹からだった


『大丈夫?風邪振り返した?』


気遣ってくれる夏樹が優しくて、ちょっと涙がでた



こんなことでへこんでちゃダメだよね!!


ひかりちゃんになんか負けない



夏樹に大丈夫とメールを返して、何もすることがない私は掃除をすることにした

それでも、やっぱり終わってしまうとヒマになって



お昼ご飯を食べて、ソファーに横になりながらテレビを見ていると、いつの間にか眠ってしまった


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