シークレット・ワード


部屋に戻ってきたけど…


ひたすら無言……


「お茶、飲む?」


「いや、いい。」


………。


どうしよう…

会話が続かないよ



亜純のせいで夏樹の事意識しすぎて顔がまともに見れないよ


「奈緒?」


「は、はぃぃ!!」


「ぷっ!!」



わ、笑われたぁ〜



こんなんじゃ、意識してんのまるわかりだよ…

わたしのばか



「なーお?」


「わぁ!!…、ごめん。別の事考えてた。」


「別にいいけど、なにさっきから意識してんの?」


っ!!!


気づいてるからって口に出さなくたっていいのに!!


こうなったらもう開き直ってやる!!


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