シークレット・ワード



「あー、なんか告白された。」



……やっぱり告白だったんだ。



自分で聞いといてやっぱ聞かなきゃ良かったって思ってる。



「それで?付き合うの?」


でも、口は正直に私の気持ちを口にしてる。



「俺…」



付き合うことにした。


そんな夏樹の言葉なんて聞きたくない。




「あっちょっとごめん。トイレ行ってくるね。」



ガタッと音を立てて席を立ち足早にトイレに向かう



「ちょ、おいまだ話の途中…」




夏樹のこえは私を呼んでいたけれど今振り向いてしまったら





涙が零れてしまいそうで






トイレまで必死で走った




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