シークレット・ワード


そんなこんなで連れて来られた雑貨屋さん

夏樹はなんでこんなとこにきたんだろう

普通の男の子ならこんなとこは絶対来ないような店だもん



「夏樹こんなとこに何の用があるの??」


「んー。」

それだけ言うだけで他には何も答えてくれない


仕方ないから私は雑貨屋さんをまわることにした


「かっわい〜」

そういう私の目の前にはちっちゃいクラウンのネックレス


私はこういうものに目がない

自分の唯一女の子らしいとこだと思う


「ん?何、それほしいの?」


ひょっこり夏樹が顔をだす

「うーん、でも高くて買えない。」


「そう、じゃあもう遅いから帰るか。」


「そうだね。」


そう言って帰ろうとしたとき…


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