シークレット・ワード
でも、ふと疑問に思ったから聞いてみた
「どこに向かってんの?」
「秘密!!」
夏樹に手を引かれるまま歩きつづけると…
夏樹はケーキ屋さんの前で立ち止まった
「好きなの買ってやるから、選べ。」
「ホント?!」
「男に二言はねぇ。」
「きゃああああ〜、ありがとう夏樹ー!!!」
私はケーキのショーウインドーにかじりつく
……迷う…………。
スペシャル苺ショートか苺のタルト
「どうしよう、夏樹ー!」
「どうした?」
「すごく迷う!!」
「どっちも買ってやるから早くしろ〜。」
「やったぁ!!」
夏樹は呆れた顔してたけどそんなこと気にしないもん♪