青春の1ページ -闇星 真夢ノート-

自分

こんな毎日にウンザリしていた昨日、私はある本を読んだ。
表紙やあらすじからしてもそんなに面白そうな印象はない。
でも・・・・・・・・
その本からは、毎日の生活に不満をもっている私のためにあるようなオーラがあった。
読み進めると――――――。
物語に引きこまれていった。
もともと本は好きなほう。
でも、こんなに集中して読んだのは初めてかも。
気づけば夜になっていた。
「いつの間にこんな時間?」
でも、ある答えが見つかった。
それは、周りを変えようとしても駄目。
まずは自分が変わること―――――。

その日から私は変わった。
別に好きでもないのに、今時っぽいからって付けていたキーホルダー。
興味がないのに見ていた本。
可愛くみせるために、人形を置いていた部屋。
その他にも無理して、表の自分を作るのを手伝っていた物。
これらをすべて取り払った。
そして、自分が本当に好きなもの。
それを大切にすることにした。
本当は好きなシンプルさ。
本当は好きなかっこよさ。
それらを取り入れることで、前の自分とはバイバイ。
これからは新しい自分を迎えよう。
そして、一番大事なこと。
それは、内面を変えること。
「自分らしく」
自分を決めるのは、先生でも親でも友達でもない。
自分なんだ。
だから。自分らしく―――――。

明日からの新しい一日への第一歩を踏み出す―――――。
何が待っているかは分からない。
けど、変わるしかないんだ。 
 
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