イケナイコト
彼と仲良くなってから6ヶ月が過ぎようとしていた頃ようやく私は彼氏と別れた。

それなりに落ち込んだし、悲しかったけど別れたことを彼にメールで伝えたときに電話がかかってきたのは嬉しかった。

私が彼を好きだと認めたのはその年のクリスマスイブだった。
彼女とは遠距離になっていた彼と遊びに行ったとき。夕飯を食べに入ったファミレスが妙に寒くて

「ヤバ。俺の手いように冷たい」

と言って私の手を触ったとき。
私は思わずその手を握り返し


離せなくなった


ああ、私、彼のことが好きだ…



その日の夜の彼からのメールに私は胸がおどった
今日は楽しかった☆お前はやく彼氏作れよ!俺が好きになってしまいそうで怖い(笑)

バカな私はなにも考えられずただ嬉しかった。
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