不良のたまり場

「また…来てくれ」

俺が飲み終わったコップを
テーブルに置くと彼女が言った。


「また来てくれ」

「あ…はい…」


なんでだろう。
俺はここに来て
特に何もすることは
ないのに彼女は
また俺を招待した。

また必要としている。



俺を・・・


ただの彼女の
気まぐれかもしれないが
俺は嬉しかった。

胸がはずみ、
そのまま演習室を出た。


それなのに―

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