ただ、飛べてしまっただけ。






いつも圭太と来てるけど
一人で来ると何もなくてつまんない場所だな…





でも、どうしてだろう。
すごい落ち着くんだ。





何もないこんな場所にも
いろんな思い出があるからかな。






「ここにも近いうち来れなくなんだな」






オレンジ色の夕日を見て
また考えてしまうんだ。





デルデが迎えに来ることを…
死ぬことを…







また一人、考える。




考えても何もかわらないことなんか自分が一番わかっているのに…








< 44 / 77 >

この作品をシェア

pagetop