ただ、飛べてしまっただけ。





「龍ちゃーん!夕飯…ってあれ?」


勢い良く俺の部屋に律花が入って来たが俺はその頃夢の中にいた。




「なんだ…寝てんのか」




律花はそう言って
俺の部屋から静かに出ていった。







それから、俺が目覚めたのは何時間も後のこと。





俺はいきなりバサッと起き上がり素晴らしく腹が鳴く。




――グーギュルギュルル




「飯食ってねぇや」




俺はお腹が空きすぎて目覚めたのだった。







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