ただ、飛べてしまっただけ。






律花の見たいと言っていた映画を見て、



ショッピングに付き合わされ、




時計を見れば15時。




「龍ちゃん!あれ、食べたいっ」




まだまだ元気な律花が指さしたのは道路を渡った向かいにあるクレープ屋さん。




「龍ちゃん食べる?」



「いらね」



俺は近くにあったベンチに腰をかけた。







< 60 / 77 >

この作品をシェア

pagetop