チューして☆ダーリン
揺れる想い
「ねぇ、あれって嘘だよね?」
その日の昼休み、お弁当を広げながらみわりんが言う。
「あたしが聞きたいぐらいだよ。」
本当になんだったの…あれは。
しかも、告白されたのなんて初めてだったから正直ビビって何て言ったらいいのかわからなかったし。
「本当にビックリしたし〜」
「あたしもよ」
「だって、会ったばかりだったしさー」
「そうよねー!あ、そうよ!人懐っこいし男子とも仲良いアンタと仲良くなればクラスに馴染めると思ったのよー」
ツラツラと並べる言い訳。
「待ってよ、それはそれで嫌なんだけど」
だって、初めて告白されたんだよ?
利用されるためなんて、すごく嫌だ。