チューして☆ダーリン







そして、彼女の哀しそうな顔をまた見ることになった。



「と、透くん!」



慌てて僕の口を両手で塞ぐ君は可愛くて可愛くて。


でも、心は晴れない。



チラチラ先生を見ては、哀しそうな顔を一生懸命隠すのだから。



「…そんなに」



先生がスキ?



「え?」



慌てて口を紡ぐ。



「ううん。なんでもないよ。独り言」



僕は、なにがしたいんだろう。



こんなにも好きな人を傷つけて。









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