【短編】恋は魔物!?
「はぁー。じゃあ、いい」
溜息をつき、少し冷たく言い放つ。
「あっそ」
そう言うと席を立ち、俺の隣を通り過ぎた。
俺は自分の机に向かい、不貞寝。
だーーー!
むかつく。
何で俺、こんな女と付き合ってんだよ!
顔の向きを変えようと、一度起きた時だった。
楽しそうにクラスの男と喋る美桜。
はっあぁぁぁ?
何だ、あの笑顔。
俺には全く見せないくせに。
何で、クラスの。
しかも男に、そんな笑顔見せてんの!?
ムカツク。
そう思った俺は、不貞寝を中止して美桜のところへと向かった。