【短編】恋は魔物!?
月曜日。
また部活ばっかりの毎日の始まりの日。
月曜日の朝は眠いし、ダルイ。
笛の音が鳴り響き、やっと朝練が終了。
『お疲れ様でしたー』
なんて声を掛け合いながら、バスケットボールを籠へと拾い集めていた時、
「哲君、お疲れ様!」
マネージャーに声をかけられた。
「あ、お疲れ様っすー」
バスケ部のマネージャーは先輩。
サラサラのストレートの髪をなびかして、バスケなんてむさ苦しい男のオアシス状態。
「これ、頼んでたユニフォーム」
差し出されたユニフォームを受け取り、お礼を言って、残りのボールを拾う俺に、
「あ、後ね? もう1ついいかな?」
そう首を傾げながら、ふんわりした顔で笑った。
「あ、はい?」
「哲君って、彼女とかいたりする?」
「へ?」
思ってもない一言に声が裏返った。