私の先輩。


小百合ったら
逃げるなってつーの。
まあ早く渡してこよーっと。

そして私は三浦光輝たちの
ところへ向かった。

「三浦光輝!!」

「なんだ?」

「あっ、えっとこれ。
小百合から。」

と小百合から受け取った
手紙を三浦光輝に渡した。

「あ、ありがとう。」

「じゃあ私はこれで。」

とスタスタ教室に戻ろうとした。が誰かに呼び止められた。

「おいッッ!!そこの1年!」

びっくりしたので私じゃないことを願い歩き出したら。

「椎田杏里!!」
と私の名前を呼ばれた。
恐る恐る振り返ると
そこにたっていたのは
小林弘樹とその友達だった。
一番関わりたくない人に
声をかけられてしまったのだ。

「な、な、なにかご用で??」

「今なにしてた??」

「はい!?」

「たった今なんで男に手紙渡してた?」

「べ、別にあなたに関係ないじゃないですか。失礼します。」

と私は言って走って教室に戻って行った。

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