真っ白な恋(BL)
「ひぅっ…、はぁ…しゅうとっ、もっと奥ッ! 奥まできてぇっ…」


大胆にも脚を開脚させ、自ら腰を押し付けてくる。


そんな彼の姿に興奮は増し、奥へ奥へと腰を進めた。




「すごっ、いよぉッ…! はぁ、ァ!! 秋人ッ、おれの、俺の名前呼んでっ…おねがっ…」




壊れてしまいそうな小さな身体。


快楽に身を任せているようだがその表情は限りなく悲しみに満ちている。




「…、はぁっ、ひ…すい…、翡翠ッ!」


そう呼んでやれば悲しげな表情が柔らかい微笑みに変わった。


もっと笑って欲しくて…俺は何度も何度も名前を呼んだ。





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