-aitai-
「‥‥おじゃまします。」
カチャッとドアを開けると、部屋は意外と片づいていた。
なんか、黒のものばっか。
あいつ腹も黒いもん。
腹黒いもん。
とか考えながら、とりあえず窓の近くの床に座った。
普通、彼女とかだったらベットに座ったりするんだろうけど‥‥。
別にあたしただのクラスメートだし。
友達ですらないよ。
あんな奴。
なのに、なぜこんなことに‥‥。
「ふぁ〜。」
気の抜けたあくびをしながら、総悟が部屋に入ってきた。
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