-aitai-
「んー‥、あ。」
「なに?」
「プリクラはっけーん。」
定規の裏にはってあるプリクラを発見した。
「ぎゃあ!見ちゃだめっ!」
桃子が俺の手から定規を奪おうとした。
「うっせ、黙ってろい。」
俺はそれを交わして、壁のほうへ移動した。
「まっ‥待てってば!」
あわてて桃子は奪い返そうとするが、俺が定規を持った手を上にあげたためちびの桃子には届かない。
「ちっちぇーな。」
「うっ‥‥‥。あんたがでかいだけでしょ!」
「いや、俺175センチだけど。普通じゃね?お前は?」
あきらめたのか、定規を奪おうとする手をおろした。
「‥‥‥150センチ‥‥。」
_