-aitai-



「んー‥、あ。」


「なに?」


「プリクラはっけーん。」


定規の裏にはってあるプリクラを発見した。




「ぎゃあ!見ちゃだめっ!」


桃子が俺の手から定規を奪おうとした。



「うっせ、黙ってろい。」



俺はそれを交わして、壁のほうへ移動した。


「まっ‥待てってば!」



あわてて桃子は奪い返そうとするが、俺が定規を持った手を上にあげたためちびの桃子には届かない。




「ちっちぇーな。」



「うっ‥‥‥。あんたがでかいだけでしょ!」



「いや、俺175センチだけど。普通じゃね?お前は?」



あきらめたのか、定規を奪おうとする手をおろした。





「‥‥‥150センチ‥‥。」





_
< 63 / 65 >

この作品をシェア

pagetop