shine!
仕事を終え、店の外に出ると、そこには要がいた。


「あれ?お店で待ってるって言ってなかった?」


驚いて目を瞬かせるゆずに、要はちょっとばつが悪そうに笑った。


「そうしようと思ってたんだけど――――やっぱ気になって。今日、如月光と会ってたんだろ?」


要の言葉に、ゆずは頷いた。


「うん。でも・・・・・それだけだよ?」


「わかってる。でも、心配だったんだよ」


そう言って、要はゆずの手を握った。


「ごめん―――。でも、ちゃんと信じてるから」


その言葉に、ゆずは嬉しそうにふわりと笑った。
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