shine!
「それで、ずっと指名を?」
「いや―――指名変えると、面倒だろ?別料金取られるし、もめる元だし―――。けど次に行ったときもまたサキがいなくてさ、で、だったらゆずちゃんがいいと思って―――」
そこまで言って、タケはちょっと顔を顰めた。
「それで次の週行った時も、ゆずちゃんを指名したんだよ。その時はサキもいたんだけど―――でもゆずちゃんがいいなって思ってさ。そしたらそれがまずかったみたいで―――その何日か後に、街で偶然あの店のキャバ嬢と会ったときに聞いたんだ。ゆずちゃんがサキにいじめられてるって」
「タケさんが指名変えたから?」
「だろうな。同じ変えるのでも、サキとそれほどキャリアの変わらない子ならそうならなかったかもしれないけど、ゆずちゃんはまだ入店したばっかりだったから。新人に客を取られるなんて、プライドが傷ついたんだろうな」
キャバ嬢の世界のことはよく知らないけれど―――
だけど、女の嫉妬というのは怖い。
「いや―――指名変えると、面倒だろ?別料金取られるし、もめる元だし―――。けど次に行ったときもまたサキがいなくてさ、で、だったらゆずちゃんがいいと思って―――」
そこまで言って、タケはちょっと顔を顰めた。
「それで次の週行った時も、ゆずちゃんを指名したんだよ。その時はサキもいたんだけど―――でもゆずちゃんがいいなって思ってさ。そしたらそれがまずかったみたいで―――その何日か後に、街で偶然あの店のキャバ嬢と会ったときに聞いたんだ。ゆずちゃんがサキにいじめられてるって」
「タケさんが指名変えたから?」
「だろうな。同じ変えるのでも、サキとそれほどキャリアの変わらない子ならそうならなかったかもしれないけど、ゆずちゃんはまだ入店したばっかりだったから。新人に客を取られるなんて、プライドが傷ついたんだろうな」
キャバ嬢の世界のことはよく知らないけれど―――
だけど、女の嫉妬というのは怖い。