shine!
―――あの店でキャバ嬢でいなければいけない理由・・・・・


それは、到底要には想像できないものだった。


「まあでも、それが悪い理由じゃないってことだけは、はっきりわかるんだよな。あのゆずちゃんが、悪いことなんかするはずないって」


「そうですか?」


「ああ。なんて言うか、いつもふわふわしててさ・・・・・しっかりしてるようで隙だらけな感じがするし。放っておけない。そういうのがいちいち妹とだぶって・・・・・彼女のためなら、何でもしてやりたいって思うんだよ。そういうの、お前ならわかってくれそうな気がしたんだよな」


「俺が?」


「うん。彼女のこと、いい子だと思っただろ?」


「それは、まあ・・・・・」


要の返事に、タケはにっこりと笑った。
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