shine!
「―――俺は、何?」


要は、わざとゆずににじり寄り、顔をぐっと近づけた。


ゆずがギョッとしたように目を見開き後ずさる。


「そ、その―――」


「うん?」


「お―――」


「お―――?」


「王子様、みたいだなって・・・・・」


「!!」


真っ赤になって上目遣いで要を見上げるその表情に。


今度は要の方が、照れくさくなって、赤くなってしまっていた・・・・・。
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