shine!
「―――オーディションて、いつなんですか?」


照れ隠しか、話題を変えようとゆずがそう言った。


「来週。演技とかはタケさんが先輩だから、いろいろ聞いてみようと思ってるんだ」


「うまくいくといいですね」


ふわりと微笑むゆず。


不思議と、安心するような―――


そんな笑顔だった。


「ありがとう。―――今日は、この後予定は?」


「あ、今日はもう帰るだけです」
< 47 / 157 >

この作品をシェア

pagetop