shine!
席に案内され、用意された飲み物に口をつけたころ―――


「お待たせしちゃってすいませ~ん!!」



明るい声とともに姿を現したのは―――


「ゆずちゃん!待ってたよ~」


タケが嬉しそうに笑顔を見せる。


―――この子が?


要は、意外な気がした。


ゆずは、小柄でかわいらしい女の子だった。


髪は多少盛ってるものの、セリほどではなかったし、長い髪をアップでまとめ、毛先の方だけカールさせた髪型は栗色に染められてはいるものの、派手なイメージはなかった。


メイクもけばけばしいつけまつ毛やチークはなく、ほんのりピンクのチークと、マスカラをつけているくらいでこの中では控えめでさえあった。
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