shine!
ご指名
「―――そろそろ、帰らないとな」
要が立ち上がると、ゆずが目を瞬かせた。
「でも、もう電車ないですよ。―――うち、泊っていってもいいですけど」
首を傾げながら、事もなげに言うゆずに、要の方が驚いた。
「泊ってって―――ゆずちゃん、意味わかってて言ってる?」
「意味、ですか?」
きょとんと要を見つめるゆず。
こんな夜更けに、1人暮らしの家に男を泊めるのがどういうことか、わからない年ではないはずだけれど。
それとも・・・・・
「―――俺のこと、男として見てないってこと?」
要が立ち上がると、ゆずが目を瞬かせた。
「でも、もう電車ないですよ。―――うち、泊っていってもいいですけど」
首を傾げながら、事もなげに言うゆずに、要の方が驚いた。
「泊ってって―――ゆずちゃん、意味わかってて言ってる?」
「意味、ですか?」
きょとんと要を見つめるゆず。
こんな夜更けに、1人暮らしの家に男を泊めるのがどういうことか、わからない年ではないはずだけれど。
それとも・・・・・
「―――俺のこと、男として見てないってこと?」