shine!
「え?」


きょとんと首を傾げるゆず。


「いや、何でもないよ。それより―――久しぶりだけど、どうだった?まだ嫌がらせとか、ある?」


メールでも何度か聞いていたけれど、ゆずの答えはいつも『大丈夫』だった。


それが本当ならいいのだけれどと思って、今日は直接それを確かめようと思っていたのだ。


「もう大丈夫ですよ。元々、サキさんのことがある前から冷たい人もいたし、それは変わらないけど・・・・・でも、あからさまに何か言われたり、いじめみたいなことはされなくなりました。たぶん、サキさんが何か言ってくれたんだと思うんです」


「へえ・・・・・」


意外な気はしたけれど。


サキも、ここのナンバーワンというプライドがある。


新人いびりなんかしてる暇があったら、1人でも指名客を増やした方がいいと思ったのかもしれない・・・・・。
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