shine!
芸能人がキャバクラに行ったって、別に不思議ではない。


キャバ嬢が店の前まで客を見送ることだって当然の話だし。


客に肩を抱かれることだって珍しくはない。


それをたまたま写真に撮られてしまっただけだと思えば、何の不思議もないのだけれど。


なぜか、要の胸はざわざわと落ち着かなかった。


自分だって、立場的には変わらない。


メールのやり取りはあるけれど、特別な関係というわけではない。


ゆずが六本木の店に行ってることも、客の中に如月光がいるということも、要に教える義務はない。


それでも、要にはショックだった。


ゆずが、急に遠い存在になったような気がしたのだ・・・・・。
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