いぢわる王子様
「でもさ、これで犯人はわかったね」
「え? 長浜弥生?」
「犯人が自分の名前をそのまま残すわけないでしょ」
突っ込む律に、私は「そっか」と、頭をかく。
「犯人は、体育の授業中にここに忍び込んだのよ」
忍び込んだ……。
ということは、授業を抜け出したってことだ。
「あっ!!」
その瞬間、犯人が簡単にわかってしまった私は大声をあげそうになり、慌てて両手で口をふさいだ。
まさか……。
「え? 長浜弥生?」
「犯人が自分の名前をそのまま残すわけないでしょ」
突っ込む律に、私は「そっか」と、頭をかく。
「犯人は、体育の授業中にここに忍び込んだのよ」
忍び込んだ……。
ということは、授業を抜け出したってことだ。
「あっ!!」
その瞬間、犯人が簡単にわかってしまった私は大声をあげそうになり、慌てて両手で口をふさいだ。
まさか……。