時の女神
カタカタカタ…

馬車の車輪の音が響く

「ねぇ~カナ…ダンテ樣は私を…后に向かえてくれるかしら…」


「マリア樣は美しいしおやさしい方…きっと陛下もそうおもっていますわ!!」


マリアはダンテに惚れていた。


「あとどのくらいかしら…」


「もうすぐに着きます。」



マリアはワクワクしながらダンテを思っていた


――――
―――――――


~エルゼメント~

「陛下!!陛下!!」


コンコンコン!!


「支度はお済みで!?」


コンコンコン!!


バタン!!


「うるさいぞ…大臣…」


ダンテの部屋を騒がしいほどにノックをしていた大臣


「支度は済んでる。そぅあわてるな」


「ですが…もう馬車がお待ちです!!」


マリアの乗っている馬車が着いたらしい


「早いな…」


「陛下!!さぁお迎えを!!」


大臣は時計をチラリと見て陛下を急かす
< 106 / 139 >

この作品をシェア

pagetop