時の女神
「体をふきな。水に濡れてそのまま来たから。」


「ありがとう…」



唯の体はあちこちに泥がついていた

唯はタオルを顔にあてて洗い流した



「まぁ…」


「…?」


髪を洗ってる時
リースの母は私の顔に触れた



「人間じゃないような顔…こんな綺麗なこ始めてみたよ!」


――綺麗な顔?


「きっと王国の下町あたりにもいないよ…あんたどっからきたんだい!?」



唯は訳がわからなかった
髪を洗う手を止めて自分の髪を見た


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