時の女神
リースはどうしようか考えてた


「父は家にいないのか?」


―何か隠してるな…

陛下は観察力がするどい。国を納めているからなおさらだった


「父は…はい、家にいます」


リースは陛下の威圧感に負けてしまった



「では…こちらに」



歩ってたったの1分くらいの距離にもう家はあった


――どうしよう…見つかったら連れていかれてしまう…




歩きながら不安が頭をよぎっていた


後ろにいたロキは気配がつよくなるのをジリジリと感じていた


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