時の女神
―珍しいな…ロキがこんなに…


ロキの優雅なエメラルドの瞳は真剣な目付きだった


「パロ(神官)樣…わかりました連れてきます」


父は奥の部屋へと消えた


奥の部屋ではリースが呆然と唯を見ていた


「リース。国王さまが…これはまた!!美しい…」



父も目をひらいて唯を見ていた


「リース、陛下が娘を出せと言ってる。連れてきなさい」


「はい…」


リースは唯の手を引いて居間に連れていった
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