時の女神
「リースどこいくの?」


唯には訳がわからなかった

「国王さまが…会いたいって…」


「国王さまが!?なんで?」


――国の偉い人がなんで私を?



「さぁ行こう…」


―――
――――――


「陛下今きます…さぁこちらに来なさい」


「はい…」


一瞬の出来事だった
ロキが“美しい”と言葉にしたとき陛下は呆気にとられた


「えっと…あのぅ…」


「君が…」


言葉にならなかった


―この娘が侵入者!?
なんて…美しいんだ…



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